今までの旅 〜中東編〜

初の中東はヨルダンのアンマンだった。毎日続いたカレー王国から解放されアラビック料理、特にヒヨコ豆のペースト“ホモス”にはあまりの美味さにとろけた。

バスで紀元前1200年前の遺跡があるペトラ遺跡へ行き、インディージョーンズのテーマを歌いながらロバに乗り地球の果てを見て…

更に気の遠くなるような歴史を感じる砂漠ワディラムでキャンプ。

アジア横断から初めての海“紅海”があるアカバという街で魚介に舌鼓をポンポン鳴らした。


アンマンまで戻りバスで国境を渡りイスラエル入国。エルサレムでキリスト生誕から昇天までの道を辿り、彼が実際に歩いた道を追った。

宗教上の聖地が複雑に入り混じるエルサレムでユダヤの聖地を訪れ…

 

高い塀とイスラエル軍に囲まれたパレスチナ自治区に泊まり難民の人たちから現在ここで起きている非人道的行為に愕然とし…

どうしようも出来ない『権力』に生きる権利さえも剥奪され続け、それでも強く生きるパレスチナの人々の話を聞き、偶然ちーちゃんが出会った家庭に暖かく招かれた。あまりにも知らなすぎた事に反省し、自分の無力さを恥じた。

アラブとユダヤが手を取り合う平和のイベントに参加して…

たくさんの素敵な出会いに導かれ

無事に死海で浮いた後…

 

飛んでイスタンブール~にやって来ました。

ヨーロッパ編につづく。。。

TOSH

追記                                                                                                                                                  パレスチナ難民キャンプのカルチャーセンターの壁に描かれた絵の勝手な和訳です。JOJO君という11歳の子が書いたものです。彼は23歳で血液の病気でなくなりました。

PEACE

If I Could Change All the World     もしぼくが世界を変える事が出来たなら                           I’d dismantle all the boms.    ぼくはすべての爆弾をなくしていたでしょう                   I’d feed all the hungry             ぼくはすべての飢餓をなくしていたでしょう       I’d shelter all the homeless    ぼくはすべてのホームレスのひとたちに                                                                                       お家をあげていたでしょう                                               I’d make all the people free   ぼくはすべてのひとを自由にしていたでしょう               I can’t dismantle all the boms         いまのぼくには爆弾をなくすことができない             I can’t feed all the hungry              いまのぼくには飢餓をなくすことができない       I can’t shelter all the homeless  いまのぼくにはホームレスの人たちにお家を                                                                               あげられない                                                                     I can’t make all the people free    いまのぼくにはすべてのひとを自由に                          してあげることができない                                                   I can’t because there is only one of me                                                                                                                                                            いまはぼくひとりだから                                            When I have grown and I am strong I will find many more of me                                                                                                              ぼくが大きくなって強くなったら、                                                                                                ぼくは同じ考えの仲間をたくさん見つける                     We will dismantle all the boms.    ぼくたちはすべての爆弾をなくします                 We will feed all the hungry             ぼくたちはすべての飢餓をなくします                 We will shelter all the homeless    ぼくたちはすべてのホームレスのひとたちにに                                                                           お家をあげます                                                             We will make all the people free   ぼくたちはすべてのひとを自由にします                       We will change the World                 ぼくたちは世界を変えます                                                 Me and my friends together,              ぼくとぼくの仲間と…                                                         together at last          一緒にやりとげます。

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今までの旅 〜アジア編〜

11月24日現在打越家はアジア、中東、ヨーロッパを経てジブラルタル海峡を渡りモロッコ、そしてエジプトに入り、紅海に面した街ダハブにいます。
ブログがなかなか更新出来ないので、ひとまずざっと今までのあらすじアジア編。
竜宮城のようなポカラからネパールの南東、インドとの国境の観光客まるでゼロのジャナクプルという街でリキシャー運転手ジェルミカンと素敵な出逢いをしてヒンドゥー教の寺院を巡った。

ネパール唯一のローカル電車でカジュリ村まで行き聖地を巡り、40度を越す気温の中、村人からそれ以上に熱い視線をもらった。

そして陸路で国境を渡りインドへ入国。最初に訪れたのは雲の上を走るトーマスのような蒸気機関車 “トーイトレイン″と紅茶で有名なダージリンという街。

インドも夏休みだから電車が取れず、ローカルバスを乗り継いでブッダの開眼した菩提樹の巨木がある仏教の聖地 “ガヤ” の街に移動。危ないからと道中シッキム出身のインド人兄弟の助っ人『金閣さんと銀閣さん』に最後まで安全に送りとどけられた。

ブッダ開眼の時から四代目になるこの菩提樹で合掌。

猛烈な暑さの中でテンジュクごっこを繰り広げ…    

ブッダの歩んだ道を追ってみた。

さらに熱風吹きすさぶ広野をガンジス川のあるヒンドゥー教の聖地 “バラナス″ になんでそんなに遅いんだっ!ローカルバスでどうしようもない暑さの中、4時間の予定を倍の8時間かけて移動。

そこは牛、猿、犬、糞尿、ヒト、生と死がごちゃ混ぜでカオスだけど、何か得たいの知れない美を感じる事も少々。好きな人はハマっちゃうのがわかる気がする… かも。

そして沐浴仲間の吉田君とともにガンジス川入水~!色々な噂や体験談に怯えていたけど意外にも気持ち良く、その後も誰一人病気になる事なく家族みんな元気。

そして世界一美しい建造物があるアーグラーへ寝台車で移動。

更に電車にて宝石と美術の街ジャイプールに移動。

アンティークな美しいインド美術のホテルでのんびりしてインド映画とラッシーで盛り上がり…

 

デリーから怒濤のアジアに別れを告げて、飛行機で初のイスラム圏ヨルダンの首都アンマンに移動。

つづく。。。

 

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Hello Himaraya!! 04

ヒマラヤトレッキング最終日、雲は多いがさわやかな朝。ワン太郎は呑気にいびきをかいて寝ていた。

みんなの目覚めとともにムックリ起きたワン太郎はテケテケと芝生の暖かい陽のあたる場所へ移動してまた熟睡。さわやかで気持ちよい朝日にみんなで写真を撮ったりひなたぼっこしたり、とても気持ちのいい時間を過ごした。が、ひとりまるで別の行動をしていたリコをちーちゃんは撮らえていた。

JKリコは足の筋肉痛がひどく、プスぽんのサングラスを奪い監督となってみんなに指示を出していた。

時間をすぐ忘れる我が一家は存分に楽しんでいたがプスぽんの『もう行きまシュか?』の号令の語尾がだんだん強くなって来たので重い足と腰をあげて最後の記念写真を撮って気持ちのよいこのロッジを後にした。

体調が良くなったソーマはトレッキング最初の頃とは違い自分で荷物を背負い、かなりペースをあげて調子もよくなっていた。今日下山してしまうのが惜しくてベースキャンプまで行きたい!と切願するのであった。実際オレも行きたくてたまらなかった。ちーちゃんとリコはもうお腹いっぱいで首を立てに降る事はなかったが何年かしてまたこの地に戻ってプスぽんと一緒にアンナプルナの奥まで行く事を心に誓いソーマとも約束した。

口には出さなかったがリコはかなり足の筋肉痛がひどいらしく出発してすぐ顔がひきつっていた。昨日に引き続きちーちゃんが手をとり介護。

かなりキツそうで写真にも先ほどの監督っぷりの余裕の表情はなく、プスぽんがリコの荷物を持ってくれた。その後のリコはまったく地に足がついてなく両手はヒジの部分で曲がり鳥のような格好でフワフワ〜と浮いているような感じで、まるで何かを悟ったのかどこか一点を見つめながら歩いていった。

そんな時ワン太郎が臭い疑惑が持ち上がり、リコが目撃した情報によるとワン太郎は山を行き交うロバ達のウンコをムシャムシャ食べていたとか。。。まさかぁと想ったが案の定道中ワン太郎は泥の水たまりで体を洗うは、わりとレアなロバのウンコをむさぼり食べてあばれはっちゃくっぷりを発揮。うわーワン太郎まぢ臭い!という家族の声が届いたのか休憩していた時に友達のワン子を見つけ仲良くじゃれ合いながら山に帰って行ったのだった。ありがとう!ワン太郎!!元気でね!きみのお陰でトレッキングが数段と楽しくなったよ〜!

さて疲労の限界を越えたリコはチーちゃんが土石流と思われる石達の壮大さを表したいからスタンドインして撮った写真にもこの表情。いままでみたことない。。。そしてこの後もフワフワと言葉を一言もなく歩いていくのであった。

 

だいぶ下山したようで村々がだんだん大きくなり、こども達や学校などもあり上の世界とは全く違い、人の臭いがしてきた。もう既にさっきまでの山中の空気が懐かしい。これからまた文明・人間社会の中に入って行くのが良くわかった。

ソーマはプスぽんの後をピッタリ。俺たちが知らない間にプスぽんと色々会話をして目には見えない絆が生まれている様に感じた。

自分の荷物と一眼レフのカメラ、充電器など重いものを持ち大人の歩幅で本当によくがんばってる。しかも今日のプスぽんは帰りのバスに間に合わせる為に歩行速度が今までで一番速い。それでも全く遅れる事なくピッタリとプスぽんについて行き遅れて到着するオレたちをプスぽんと待っている姿をよく見かけた。

白濁した川沿いを歩いていると見覚えのある村が出て来た。一番最初に山に入ったときの村だった。吊り橋を渡り入山証明書にスタンプを押して無事にトレッキング終了!!

バスは混み混みで結局タクシーでポカラの街へ。限界をとっくに超えていたリコは車に乗るや否や就寝。ほんとによくがんばった!!

ソーマはいたって元気で前の席でプスぽんの膝の上。とっても仲良しになっている。あぁソーマがもう少し大きくなってまた一緒にトレッキングに行ける日が楽しみだ。

 

ちーちゃんはソーマ、リコを助け一言も弱音を言わず、ニコやかな笑顔で常に家族内のみんなを気遣い終止あたたかいムードをつくってくれていた。愛だね、愛。見習うことばかりだよ、、、素晴らしすぎる。

ガイドのプスポさんとはこの後、打越家とプスポさんファミリーと新婚ホヤホヤのプスぽん弟くんと一緒に古都にてゴハンを食べた。初めての日本料理にプスぽんファミリーの反応は微妙だった感じだが、自国の料理以外なかなか接する機会のないネパールの人たちにとってなかなか面白い経験だったのではないかと勝手に思うのでした。プスぽんの弟くんは数日後の早朝暗いうちに迎えに来てポカラ出発のバスステーションまで送ってくれた。チケットの手配とか色々やってくれて屈託のない笑顔で見送ってくれた。

毎日通っていた近所のスーパーは行くといつもこども達にプレゼントをくれる。とても素敵な家族で、ポカラ出発前夜にお別れを告げに行くと本当に残念そうな顔をしてウチの家族を招いてみんなで食事をしようと予定していたらしい。

言葉は通じづらい人たちだったが、どこかで通じてる感じがしたなぁ。みんな純朴で笑顔が素敵であたたかい人たちに出会えて本当、神様に感謝です。最高です。

というわけで短くて長かったヒマラヤトレッキングはこれにて終了。都会育ちでまったくもってインドアな打越家にとってはかなり無謀な大冒険だったけど、それぞれ色々得る物は大きかったのではないかと思う4日間。このあと日本食レストラン『古都』に4日続けて通うのでした。

トレッキング4日間でオレは仮面ライダーのように腹筋が割れていたのに、竜宮城のようなポカラでまたすぐお腹がプルルンとなってしまったのは言うまでもない。

あっ!ブログ村のランキングなるものに参加してみた。よくわからないんだけど右がわにある『世界一周』のボタンをクリックしてもらえるとランキングがあがるとか。。。コレから家族で世界一周したい人の参考になるかもしれないからクリックしてみてくださいね〜。

TOSH

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Hello Himaraya!! 03

モヒカンもかなり伸び、もう数ヶ月遅れのブログをベルリンにて思い出しながら書いている父・トシアキです。さてヒマラヤ3日目です。

今回のトレッキングのメインディッシュとも言えるウルトラ級な絶景を見るべく夜明け前にロッジを出て、かなり急な登り坂をグイグイ登りプーンヒルを目指す。日の出の時間もあるからちょっと気が焦るが、ソーマが息が苦しく頭痛を訴える。あらら、標高の問題かしら…  プスぽんが後から一緒に行くから先に行ってと何か戦場の1シーンのようになった。チーちゃんもソーマに付き添ったのでリコと2人でプーンヒルを目指す。しかし山々は厚い雲に覆われていて、上から今日はダメだよなんて人達が降りてくる。
まぢっすか……
少ししたらかなり見晴らしがイイ場所があったので、一休みしてみんなの到着を待つ。こんな所にも携帯の電波塔が。。。

そういえばプスぽんは、いつでもどこでも山の中で携帯で話してる。そしてここでも…まだ夜明け前だってーのに、誰と話してるのか絶景よりも気になるよ。
気圧に弱いリコは至って元気。こんな時のリコはとてもイイ雰囲気を作ってくれる。日の出を見ながら「耳をすませば」のラストシーンを一人二役で演じていた。遅れて到着したソーマは毛布にうずくまり息苦しかったようで「もう無理、おれ死ぬかも」と弱音を吐き、より小さくなっていたが高山病ではなさそうだったので、そのまま下山する事なく一緒に日の出を待った。

分厚い雲に覆われていたがだんだんと晴れてきて、金色に輝く山の頂きが見えた。全くもって圧巻だ。神々しいったらありゃしない。まだ大部分が雲に覆われていてチラッとしか見えないから余計にありがたい。しかしあっという間に雲に覆われ、自分たちが立っている所も雲の中に入ってしまった。

正直もう少し見たかったが仕方がない。一路下山してロッジに向かう。しかーし!途中で太陽が強く光り、まるでその熱で雲を消し去るように全ての視界が開き始めた。あぁ、神様ありがとう‼ 完全にまぶたに焼き付いたそのパノラマは言葉には表しきれない美しさだった。何もかもがダイナミックで距離感がつかめない。

自然が作り出した彫刻のような山々の表面の陰影。山脈が全て太陽に照らされて、7000mの巨大な影が隣の山に映る。心の中の深い部分がジンワリ感動している。しばらく呆然としたが、来年の年賀状撮影をすべくプスぽんにカメラを渡して記念撮影。

薄々気づいていたが、彼は写真のセンスがない。微妙な感じであったが朝からテンションも高く朝ゴハンを食べて出発。

ここネパールは不定期にストを行う。ストの日はみんな働くことが禁止されていてバスやタクシー、一般車両やバイクなどエンジンがあるものも動かしてはいけないらしい。ちょうど下山してポカラに帰る日はどうやらそのストの日にあたってしまいそうで、徒歩で帰るしかない。みんなで相談した結果、もう一日増やしてゆっくり川遊びとかしながら戻ろうとプスポンに相談するが、彼から強く逆に一日削って前倒しで帰ることを勧められた。

再度家族会議を開いた結果、一日もはやくポカラに戻ってのんびりしようという結論に。もう疲れたと限界を訴えるリコ。ポカラの日本食「古都」でゴハンを食べることを糧に自らを奮いたたせる。
というわけで、先には進まず行きとは違うルートで帰路につくことに。
今日は少し登るが7割が下りだそうなので、もう一番キツイところは乗り越えたんだなぁと噛み締めながら朝の支度をして出発。昨夜酔っぱらい伝説を残したYO!YO!ガンバロウZEの兄さんと別れをかわしたが、やはり素の状態は想像通り穏やかな人だった。

そして出発して30分も経たないうちに、また登り。。。

最初っからメチャクチャきついやん!!とツッコミたくなるような階段。昨日まで蓄積された太ももをいじめるようなハードな登り。ちょっとずつ離れていくプスぽんの背中が遠く感じるぜ。

なんとか登りきった場所に休憩所があった。すでに雲の中で殆ど視界はなかったが時折切れ目で山々がクッキリと姿を表す。それはとても色鮮やかでシャープだった。なんて言うか質の良いオートフォーカスのカメラがビタッとピントを合わせてくれたように驚く程鮮明だった。眼下は真っ白な雲でプロペラ機のエンジン音が聞こえた。

記念写真とか撮っているうちに見覚えのある犬が。。。昨夜泊まったロッジの外で寝ていた老犬?が休憩していた。あまり気にしてなかったが、移動して森の中だけどこの付近で一番標高の高いという場所でも俺たちの休憩にあわせて、その犬も少し距離をおいて休憩。ビスケットをあげ一緒に休憩。それにしてもその森は雲の中ということもあったが神秘的で不思議と気持ちよく妖精さんが居る感じがしたなぁ。

控えめで愛らしいその姿からその犬はワン太郎と命名。プスぽん、ソーマ、ワン太郎、オレ、リコ、ヒロミの順番で歩いていたがオレ以降がのんびり写真を撮ってたりして前の二人と距離が空くと必ず途中で待っててくれる。ワン太郎まで追いつくとまたテケテケ歩き出す。なんかイイ!すっかりウチコシ一家のトレッキング仲間となったワン太郎はたまに興味のある物を見つけて森の中に入って見失うが必ず戻って来て列に加わる。急な下りも途中で待っててくれて追いつくと歩き出す。感動的な賢さ。

幾度目かの休憩所でクマみたいな犬とワン太郎は牙をむき出しにして唸り合う場面があった。『ワン太郎行くよっ!』の一声に彼も一行に戻り階段を下り始めたところで、そのクマみたいな犬は後ろからワン太郎を襲って来た。慌てふためいたのはワン太郎となぜかプスポさん。ちーちゃんはクマ犬に石を投げようと構え、プスぽんはワン太郎よりも早く階段を下り小屋みたいなのに逃げ込もうとしていたが、扉があかなかったのでワン太郎に石を投げようとする、、、それを止めるオレ。みたいな感じで一瞬だったが色々な出来事がスローモーションで見えた。

意気消沈気味なワン太郎。クマ犬を家族で罵声とともに蹴散らし先に進んだ。

プスぽんは以前ポカラの街で突然犬にふくらはぎを咬まれ半年程病院に通ったことがあり、野犬に対してトラウマがあるようだ。

石畳の山道をしばらく下り、沢におりるような横道にそれた。そこから先は今まで見て来たモノとは全く違う自然に入り込んだ。雪解け水が川になりところどころ大小な滝になったり、大木が倒れていたり。。。とにかくダイナミック!!しかも下りだから全然楽チン。写真では奥行きが出せなくてなかなかそのダイナミック感が伝えられないんだよね。

遅めの昼食をとり、まだまだ歩き続けるとポツリと雨が降り始め、あっという間に土砂降りに。幸いにもまた山道に入っていたから鬱蒼とした樹々が大粒の雨をしのいでくれた。それでも足下はヌルヌル。約束通りこける父。そしてリコも。。。

猿のたくさんいた神秘感満載の森を抜けようやく本日の目的地に到着。見晴らしのいい芝生の庭に花が咲く今までで一番素敵なロッジ、部屋もこぎれいで眺めも抜群。

ほぼ抜け殻状態のリコも母の助けでようやく到着して濡れた洋服と靴を脱いだ所でウギャーと悲鳴を上げた。またもやあのヒルが!!

慣れないよなぁコイツだけは。。。別に害はないけど気持ちが悪い。リコのヒルを排除して気持ちを落ち着かせて自分たちの靴を脱ぐとちーちゃんの足に3匹、オレの足には4匹のデップリと太ったヒルたちがくっついていた。今回こそは無理矢理はがさず、たばこの火ではがす事を試みるが、まったくきかないじゃん。葉巻サイズじゃなきゃダメなのか?

晩ゴハンの後に暖炉で暖まりながらワン太郎会議を開いた。俺たちは明日下山してポカラの街に帰るがワン太郎を連れては行けない。最終的にプスぽんに相談するが、こういう山のロッジではワン太郎みたいな犬にちゃんとゴハンをあげているから問題ないと。。。

静かに部屋の前のイスで丸くなって座るワン太郎に多めにビスケットをあげて、月明かりでみえる山々を眺めながらタバコを吸い、この風景ともお別れかぁ。。。なんて少しセンチメンタルになりながら美しく荘厳なブルーのグラデーションで出来た山の輪郭と雪のある部分のハイライトの美しさを目に焼き付けた。

あしたはまた元の世界に戻るんだなぁ。。。。。次回はベースキャンプまで行きたいと強く想うのでした。

TOSH

 

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Hello Himaraya!! 02

ロッジのベッドは電車の寝台車くらいの大きさで、ホントに寝るだけだ。横になったと同時に寝る特技を持つ俺は案の定ベッドに入った瞬間数秒で夢の中、さっき寝たばかりだよと思いながら、 まだ薄暗い早朝目覚めてあたりを見まわした。そんなチッコイベッドにチーちゃんとソーマが一緒に寝てる。チーちゃんはあまり寝れなくて、ソーマは夜中にかけ布団が落ちて凍えていたらしい。

まだ冷える朝もやの中、朝食を済ませ出発の準備をするがソーマ絶不調。お腹は痛いは水場で水はかかるは、なかなか事が上手くすすまず彼の中でイライラがつのる。そんなソーマを優しく抱きしめながらお腹をスリスリするチーちゃん。いつもだけど、今朝もまた大きな愛を感じたなぁ。

少しソーマも復活したのでロッジの可愛い日本人っぽいスタッフの姉さんたちと記念撮影をして出発。当たり前だけどこの人たちはここで生まれて、ここで暮らして、ここで年老いて行くんだなぁとあまりに自分の生きてきた環境や文化の違いをここでも感じた。ここには太古からの美しい自然だけだ。だがやはり温暖化により山の氷河は年々無くなりつつある。先進国が原因でこの美しい自然のバランスが日毎に崩れていく。自分たちの生活向上のために年月をかけて地球を壊していく。東京にいる時はテレビやネットからの情報だとどうしてもどこか他人事でその問題に真剣に取り組む事なく毎日の生活に追われて自分の損得や利便性を優先してしまう。。。
不調なソーマの荷物を全部持ってくれる元気なプスポさん。そんなに荷物持って大丈夫?と聞くと『ジェンジェンダイジョブ、忘レモノ……ナスッ‼ イキマシュカ』と欧米風でクールなジェスチャーで一行は出発。吹き出しそうになったが何とかこらえた。肌寒かったはずなのに5分も歩くと山間から太陽が出てきて、全ての景色に色と濃淡をつけて温度を上げる。気持ちイイイイ!


いくつかの小さな村や沢を抜けて橋を渡るとナイスな看板が出が出てきた。それによるとここから本日の目的地『ゴレパニ』という強そうな名前の場所まで6時間で着くらしい。白馬が駆け足というのが気になる…
先が見えない石の階段を登り始める。階段の幅も高さもそれぞれ違い、水たまりとロバのウンチを除けていくと、綺麗な景色を見る余裕もなくなり背負ってる荷物と足がだんだん重くなる。ひたすら登り、登り、登り、休む間隔もだんだん多くなる。すでに足パンパン、しかもついさっきまで気持ち良かった太陽は容赦なく痛烈に照りつける。チラッと振り返ると昨日泊まっていた場所が小さく下に見えた。出発して1時間くらいでバテバテだが、それでも笑いが絶えることのないウチの家族は最高‼ プスぽんは汗すらかいてない余裕の表情。ひそかに家族全員の荷物を持って、しまいにゃおんぶしてくれる事を心底願ってしまう。


小さな村をいくつか抜けていくと山と山の間からとんでもない高さの白く雪に覆われた山がチラッと姿を現した。ちょっとしか見えないのにその存在感は圧倒的で、綺麗とかじゃなくて崇高なんだな。その山はアンナプルナサウスというらしい。一番最初にあれに登ろうなんて考えた野郎の計り知れない勇気と体力にはあっぱれだよ、まったく…


やっと階段だけしかない道のりが終わると小さな村が出てきた。道も細くすれ違うロバ達に道を譲る。すばらしい景観に可愛らしい家が建ち並ぶ。ココは中でも一番景色がイイと思ってた広い芝生のあるロッジで待望のランチタイム!やったぜ!心底嬉しい‼

体力が無いわりにはよく食べるうちの一家はまたもやスープとパスタのおデブちゃんセット。高山病にいいニンニクたっぷり。偏食家ソーマはプレーンライスという名の白米、そして日本から持ってきたふりかけ。もう少しバラエティに富んだ食生活を望むが、彼はライスとポテトがあれば大満足。
そんな優雅なランチタイムに村人たちは音楽を鳴らし芝生の下の竹やぶで焚き火をして、生きたニワトリの両足を逆さまに抱えて忙しく行き来する。
すると聞いた事のないグェーという悲痛な叫び声。今日は5月の満月で日本の鞍馬寺ではウエサク祭という世界の平和を祈る日。ここネパールも仏教の祝い事の日らしく、見えない竹やぶで山羊とニワトリをしめていた。スーパーでラップ包装された鳥肉には無感情なのに、頭の無い羽根のついた鶏には同じ無感情ではいられない身勝手な俺。他の命をもらって自分の命の糧にしている事を実感しちゃう。
何もないこの山間の村にいた子猫は使い古されたぬいぐるみの様にハードに扱われていた。そんな子猫ちゃんにネコナデ声をだしとてもスウィートなひと時を過ごした子供達。


午後になって大分体調が復活したソーマは二番という自分のポジションとペースを取り戻し、いつものフォーメーションでまた登り始める。だんだん階段オンリーではなくなったけど、やっぱり登り。チーちゃんは『これは苦行だよ』とポロリともらす。もうとっくに6時間以上経っちゃったなぁ…ホントにきっつい‼
だんだんと景色も変わり、巨大な岩や岩盤が森の中に現れ始める。当たり前だけど景色はひとつと同じものがないからホントに飽きない。計り知れない樹齢の巨木や滝、小川、絶妙なバランスの岩など写真じゃ伝わらない自然の美しさ、あっぱれだ。どうにかズルして楽したいというのが心の何処かにあるけどやっぱり自分で歩いて来ないと見れないもんなぁ。


何万年もの昔アフリカ大陸から離れたインド大陸がアジア大陸にぶつかり隆起したのがヒマラヤ山脈だ。ある場所では巨大な岩盤の前に地層のように石が湾曲したものが祀られていた。これも大陸同士がぶつかって長い年月をかけて出来たものなのかは定かじゃないけど、人の手の及ばない自然の凄さを無駄に汗をかきながら大量の虫にたかられて感じてみた。
ほんとにやっとこさっとこようやくゴレパニの村に到着した頃には霧というか雲の中で涼しくなっていた。今夜のロッジが見えた時には安堵感はあったがまだ登りが続く事に思考回路も節電気味。プスぽんはソーマに長く緩やかな登りと急で短い登り道を選択させて、迷わず我が息子は短い方を選択。本日一番ハードな登りを泣きそうになりながら登頂。ロッジに入ると同時に雨。ソーマナイスチョイス!あぁ山の神様ありがとうございます。
またもや、すぐに薄暗くなってしまうがシャワーを浴びて暖炉の前で服を乾かし、お茶とポップコーンでひと休み。


このロッジではロシアから来た兄妹とその2人の友達のカトマンズでゲストハウスをやっている20前の江口洋介風なネパール人と欧米人のおばちゃんたちとポーターさんたちがいた。みんなで暖炉を囲んで静かに話しているとお酒を呑み始めた江口洋介がみるみる調子よくなる。しかも彼は八王子に住んでいた事もあり、日本語がペラペラで7、8年前のちょうど思い出せないくらいのアイドルの話をしはじめた。夕飯後には彼の酔いどれ具合の完成度はかなり高く、声のボリュームもBPMも静かな山のロッジには似合わない程になっていた。しきりに梨子に英語を話させたいようでロシア人の女の子との会話を仕切りたがる。やはり酔っぱらいは万国共通の面倒臭さを兼ね備えてるね。
プスぽんに『パパしゃん、ネパールウィスキー、ノミマショ』と誘われていたので、皆と離れてロッジの薄暗い台所の薪ストーブの前でプスぽんとお湯割りをのんだ。お酒の味は焼酎のようで身体も温まり悪くない。台所で女性たちが和気あいあいと料理をする中、プスぽんの将来の夢を聞いた。

彼はポカラに家族経営の小さなお店を出して、個人でガイドの仕事がしたいそうだ。でも資金の問題とか色々難しいと嘆いていたので『強い願いは必らず叶う』と、さだまさしが言ってたから頑張れと励ましてみた。
そんな中レストランでは酔っぱらいの江口洋介がウィットに富んだトークを繰り広げていたようだ。ソーマを励ますのに『あれなんでしたっけ?ほら、YO YO 頑張ろうZE~!!』というひと昔前の謎のJラップを披露。このフレーズはその後、打越家の家訓となりました。
外は雲も晴れ無数の星がキラキラと瞬き、満月が姿を見せた。月明かりに照らされた7000m級の山々が暗やみの中、ブルーのグラデーションではっきりと姿を現していた。静寂でその崇高な山たちは言葉に表すことの出来ない、それはそれは圧倒的で夢のような美しさだった。
なんだかおとぎ話の中にいるみたい。
明日は夜明け前に起きてさらに登って日の出を3200mのプーンヒルという場所で見る予定。
この山々に光りが指す瞬間が見えるなんて…失禁しないようにしないと、などと空気が薄いせいかついアホみたいな事を考え、みんなの体調が万全であることを願い就寝。
長い一日だったなぁー。

TOSH

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りこだよ

ものすっごく遅くなっちゃったけど、タイのトレッキング。

おいしいご飯を作りすぎちゃうパイトゥーンと、優しい笑顔が印象的なナローン。

3日間お世話になったすてきなガイドさん達に感謝です。

ラフー族とアカ族の大家族にも感謝です。笑顔で迎えいれてくれてありがとう!

Long Neck Kalenは心に残りました。

観光地化されてしまっている現状をみて私たちのような観光客がいるために、と悲しくなりました。

帰ってから家族で話し合ったり、その時はまっすぐ見れなかった彼らの姿をそうくんが撮った写真でみかえしました。

ポストカードになったり、たえずに観光客が見にきても、

それでも変わらないスタイルと彼らの背筋をピンとのばして座っている姿をきれいだと思えました。

 

最後に、ヒルがトラウマになりました。

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Hello Himaraya!! 01

5月16日、家族四人&映画『チャーリーとチョコレート工場』に出てくる小さい人に似たガイドさん •プスぽんとヒマラヤ珍道中のはじまりはじまり~。
車でポカラの街から山あいの道をズンズン登り一時間くらい走った所にナヤプルという山の出入り口的な宿場町がある。ここから先は車が入れない。
クールなプスぽんは『ハーイ、それでは今から入山、出発でーす!』なんて号令は無く、サクサク足早に歩いてく。マキちゃんのツッコミが効いているのだろうか。
ナヤプルを出発して少し歩いて入山許可証にスタンプ押してもらって…この時点ですでに俺は汗だく。長年のデスクワークでコツコツ貯めた無駄な油脂をここぞとばかり放出。いや、ここでも俺の頭上だけモンスーンで頭からずぶ濡れだよ。
そして、川を渡り小さめな谷をいくつか越えると街道沿いの小さな村で人が集まり音楽を奏で沢山の人の輪の中でおじさん達が調子良く踊ってる。みんな赤い顔料を眉間やオデコ、顔全体に塗り、女性たちは赤系のサリーを着て子供達は皆ブルーの学校制服。あきらかに祭りじゃ!俺達の出発を祝福してくれてる‼と勝手な解釈をしてみた。


それにしても色の見え方が全然違う。原色ばかりが人の渦にまみれて兎に角美しい。いつも見ていて認識している色合いをさらに彩度をアップしたかのようで、自分の眼も普段より数倍クリアーだ。
ちょっと驚いたよ。これがヒマラヤマジックかい?もうすでに空気が違う。光が違う。
ちなみにこの祭りはこの村の学校行事でペアレンツデイ、親の集まりの日らしい。そんな子供達と親達が集まる日はみんなで踊っちゃう素敵な日。なんかいいなぁ。

階段を登り降りして、白く濁った雪どけ水が勢いよく流れる川にかかる吊り橋を渡り、荒涼とした石だらけ岩だらけの山道を登り、緑が豊富でクリアーな太陽の光の中、湧き水が石畳みの道に溢れ流れる絵に描いたような沢にある村を抜け、谷間に何段階にもなっている滝を見降ろしたり。。。


もう既に3年分くらいの贅沢でスケールの大きい自然の表情を沢山見ながら一向はまだその美しさに清々しい気分で歩いていた。が、すでに結構キツイ。日陰は爽やかだが陽射しは厳しく暑くて、ずーっと登りだから足が重い。大人の歩幅についていくにはソーマは常に早歩き。プスぽんにペースを落としてもらうも、やっぱりキツイ。初日だからそのうち身体が慣れるだろうと太ももに言い聞かせる。

1時間に1箇所くらいのペースで休憩に立ち寄れる様なレストランやロッジがある村を通るが、その付近の道はすべて石畳み、階段も石。もちろん人力で誰かが何年もかけて道を作ったのだが、その果てしない作業には考えるだけで気が遠くなる。ちなみに建物も石。いつも見覚えのあるグレーと白が混ざった石が多く、銀粉を混ぜたようなキラキラ光るアジみたいな石も見かけた。

ベルを鳴らしながら籠に荷物を入れてロバたちの集団が行き来する。車の通れない山道で必要な物資を運ぶのはこの細い道をすれ違うこのロバくんたち。大中小のベルが何頭かにつけられ、彼らの歩行で奏でられるの音、蹄の音色、優しくてとても美しい。鳥の鳴き声と風が樹々を抜け葉を揺らす音と自分の呼吸の音しか聞こえない中、視界だけでなく聴覚も変化した感じがする。


山々を抜けて奥に奥に入り込むが、まだまだアンナプルナは見えない。
標高の高いところに行くから心配していたのはリコの頭痛だったけど、持病の腹痛があるソーマは時折辛そうな面持ちでうずくまってしまう事が何回かあった。ソーマはリュックと充電器の入ったカメラバックを持っていたが、降参してプスぽんにカメラバックを持ってもらった。このガイドのプスポさんは全く余裕の表情で愛らしいプスぽんスマイルを絶やす事なく、近すぎず遠すぎない絶妙な距離感を保ってくれる。
午後、時間が経つに連れてだんだん雲が多くなりポツリと雨が落ちて来たから街道沿いにあるロッジで一休み。その建物の壁に描かれたペイントに驚いた。

NEPAL
Never End Peace And Love
そうなの⁇とプスぽんに聞いてみると、ドヤ顔で頷くプスぽん。この時は可愛げがない。
水の補給していると、雨が強くなり土砂降りに。雨音以外は何も聞こえない。ちょっと様子を見てカッパの準備をしていると雨脚も弱くというか優しくなったので『イキマシュョカ?』という気合の入らないプスぽんの号令で再出発。

プスポさんを先頭にソーマ、俺、リコとチーちゃんというフォーメーション。ソーマはプスポさんの後、彼の足取りを追って行くと意外に楽ちんらしく、この二番目をキープして『プスポさーん、後何分で着くの~?』と必要な情報を常に更新していた。
パラパラ降る雨の中、しばらく歩いているとソーマから『今日泊まるとこ、あそこだって!』と指差した先に1cmくらいにしか見えない青い建物を発見‼
しっとりした木々の緑が潤いを得ていっそう深い色合いになり、被ったカッパに当たる優しい雨音が心地よく…なんて余裕はちょっとしかなく歩くのにウンザリしつつあったが、一家総出でその1cmの建物に湧き上がる。
目的地が見えると歩くペースも若干リズム感を取り戻し、小雨のなか石畳みの道と階段を登ると今日の目的地ティルケドゥンガという村に到着。時間は見なかったが多分すでに陽は落ちていたんじゃないかな。すぐ暗くなったし。
山にあるロッジはとても可愛い。綺麗で素敵なホテルじゃないけど建物は俺の中ではアルプスの少女ハイジっぽい。石畳みの道に沿って建つロッジは花が飾られ、それぞれ趣が違いなんとも素敵。
そんなメルヘンチックな村の中のロッジに入り、荷物を降ろして濡れた服を干して俺とソーマはシャワーに入った。
陽が暮れて電気もない離れにあるシャワー小屋に二人で入ると調子のいいホットシャワーが汗と雨まみれの体を開放してくれる。なんて思う間もなくソーマがギャー!と慌てる。彼のベビースキンなお腹に小さな黒いモヤシの先っちょみたいな物体がくっついてる。タイ以降見かけなかったヒルだ。しかも無防備なフルチン状態で腹にいるなんて酷すぎる。冷静さを失いうわーっと慌てるソーマにそんな事で慌てるなよと促すが、ありゃ気持ち悪いな。なかなか取れないし。でも血は吸われてなかったようで出血も無くよかった。あいつらはかなり血を吸うし、無理やりとるとしばらく血がダラダラ止まらない。
シャワーを出るとかなり冷んやりした空気で寒い。手に見覚えのある嫌ーな虫が止まってる。しかも数カ所がすでにジンジンする。まったく無防備だった…あの忌々しいブヨだよ…人によって反応はまちまちだが、以前足をやられた時はパンパンに腫れて熱もでてマトモに歩けなくなり、腫れが収まると半年くらい痒くなる。
今回は両腕を何ヶ所もやられた。気付けば家族全員やられてるし。ブヨから見れば和食バイキング。
ムキ~ッ‼‼ ムカつく‼
若干凹み気味だが気を取り直してロッジの美味しいゴハンを食べた。ポカラから俺、チーちゃん、リコはスープにハマってる。ハングリーフィールというポカラのカフェで余りに美味いスープに出会い、それからほぼ毎日スープは欠かしてない。今宵もスープとパスタの欲張りセットをペロリと平らげた。

夕飯後はプスぽん交えて大富豪大会。久しぶりの5人だよ。プスぽんは車の運転の様な無茶な勝負をする。

明日は一番キツイらしい。
6時間(うちの場合は8〜9時間かかる)ずーっと登りだって。標高2853mまで上がるとか。
そのキツさの意味というか度合いが今ひとつピンと来ず、心も体も休みたいと言っていたので9時前後には就寝。

ちかれたよ。

Tosh

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Hello Pokhara!!

毎日がのんびりとゆっくり過ぎていくポカラはヤバイ。人々も素朴で優しく笑顔がステキ。夜は毎晩縁日のようだし、まるで竜宮城に来てしまった感じがする。旅人たちの間では何だかんだで一つの街に長く居すわってしまう事を『撃沈』というらしい。まさしくウチの一家もこの竜宮城ポカラに撃沈しかけた。気付いたら何時の間にかひと月近くいちゃったよ。しかも出発したくないし…

そんなポカラ到着してすぐの出来事。バスから発病したソーマが転がりこんだホテルのベッドで寝た後、チーちゃんも体調が優れず、リコも疲れから休憩を取るということで、俺は美味いと評判のジャーマンベーカリーを探しつつ、ボサっとのびた髪を切りに出かけた。

全然英語が通じない兄さんにモヒカンにしてくりとジェスチャーで伝えると、チョキチョキと見事なハサミ裁きであっという間に自分好みのちょうどいいとても満足な仕上がりにしてくれた。

日本ではなかなか自分の希望通りにならなかったから大抵自分で切ってたけど、言葉が通じないほうが上手く行く事もあるのか、と感心しちゃったよ。しかも全て丁寧。こっちの人は髪型がサッパリしてる人が多い。ボサボサなのは旅人くらい。襟足やもみあげもビシッとマジックで書いたように剃られてファジーな仕上がりを好む日本人から見るとちと照れちゃうね。メンズビューティ、美徳の違いがこんなとこにもあるのか。
髭も剃り、終わりかなと思ったら頭のマッサージを始める兄さん、なぜか入り口のカーテンを閉める。狭い店内にはモヒカン日本人と床屋ネパール人のみ。

何の疑いもなくあんまり気持ちよくないマッサージも念入りにやられているうちに、たまにツボにヒットしたりして、まぁまぁかなと思ってたらだんだん兄さんの距離が近づいてくる。

最初頭から始まって首、肩とくるんだけど気付けば兄さんの顔は俺の後頭部にピターリくっついて彼の息使いがおれの延髄を温める。国が違うと床屋マッサージも違うもんだなと自分に言い聞かせてみたものの、座った状態で前のカウンターに手をついてうつ伏せになるようにされてTeeシャツを脱げと指示された。オイルを背中に塗りまくり血行を良くするような感じのマッサージなんだけど首筋から一気にお尻めがけて兄さんの手がジュルッジュールッと滑る。

プロ感があまり感じられない手つきだが必要以上にお尻めがけて手を滑らせ責めこんでくる。肩から始まり何かにつけて尻方向に血行を促す。そんなだからズボンも下に追いやられハンケツ状態。

うつ伏せで上半身裸のハンケツモヒカンに兄さんが後頭部に顔をつけて不思議な按摩を繰り返す。ん?おかしくないか⁇
陽も落ち始めうす暗い店内には微妙な空気が漂う。
危険!危ない‼と工事現場の標識が脳裏にチラつく。
地球の歩き方に『ハレンチなマッサージを受けました、気をつけてください。』という女性旅行者の投稿を見かけるが、まさかオレが投稿することなるのか???

Noooooooooooooooooo!!!!!!

先入観と冒険心の狭間で、先入観が優位に立った瞬間、タイミングを見て無理矢理立ちあがり、ハー気持ちよかった~なんてあからさまにわざとらしく、あざとく言いながら伸びをして、身体のヌルヌルを拭いシャツを着てあのだらしがないハンケツモヒカン状態から素早く元のジェントルマンに戻った。


一応証拠写真をおさえて余裕な態度だが内心財布を忘れたサザエさんのようにそそくさと店を立ち去った。床屋の兄さんは魚を逃したドラ猫のような顔してた。

髪を切るのが10分。マッサージが40分くらい。

ネパール人は髪を切るとみんなハンケツだしてマッサージするのだろうか。
すれ違うネパール人の男性たちを見てたら思わずほくそ笑んでしまう中年モヒカンジャパニーズであった。

次回はいよいよヒマラヤトレッキングだよ‼

TOSH

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ネパール3だよ!

24時間で復活すると思っていたカトマンドゥダイエリアであったが、なぜかとしちゃんは24時間経過しても復活ならず。

『う〜〜む。どうしたものか?』と考えていると、エンジェルチェトナスさんがやって来て、『う〜〜〜む。よし。ナチュラルな薬を買ってくるから待っててね。』とまた救いの手を差し伸べてくれた。何時間かしてチェトナスさんが持って来てくれたのは、ヒマラヤンハーブで作った風邪薬。もしや風邪だったのか?お湯に溶かして飲むそうだ。試してみるとベポラップのような香りがしてスーーーっとして気持ちがいい。としちゃんに早速飲んでもらう。チェトナスさんの親切は知らない土地で病気になったあたし達にとって心強いものでした。チェトナスさんに感謝。感謝。

数時間後お陰さまでとしちゃんもだいぶ回復し、そろそろポカラの奥に移ろうか。ということで、ひろみ、リコ、ソマの3人でホテル探しに出かけることに。。。

ホテルを出るとすぐ前に散歩中の牛2頭発見。ポカラの町ではのんびりと牛が散歩したり、木陰で休憩したりしている。カトマンドゥから来たあたし達をホッとさせてくれるのどかさ。フンもたくさん落ちているけど、さほど気にならず、牛も愛らしい感じである。そして今日出食わしたこの2頭の牛にソマが食いついた!

大通りに出る手前でそれまで先頭を歩いていた茶色の牛が立ち止まり、ちょっと後ろを振り返るしぐさ。すると後方の黒い牛が茶色い牛を追い越し前へ出た。すかさず茶色い牛が黒い牛の少し後方車道側に付き、黒い牛を守っているスタイルになった。よく観察してるとどうやら夫婦のようだ。それを見たあたしとリコは感動!なんてジェントルな牛なんだろう!夫婦牛の世界にこんな優しさを見る事ができて、ハッピーな気分になった。その後もその夫婦牛はそのスタイルを維持しながら大通りをのんびりと散歩し、また小道へと入って行った。それまでの様子をソマは取り憑かれたようにずっとムービーで撮影、何か感じるものがあったのだろうか。。

30分程歩いたところでレストランへ入る。既に二人はへとへとといった面持ち。。。病み上がりに強い陽射しと云う事もあり、全く余裕がなくなってしまっている。元気を取り戻すきっかけが欲しい!すると眉間にしわを寄せたリコが『向こうの方が日陰ですずしそう』とレストラン内の木陰にあるハンモックを見つけた。ナイス!リコ!!待ち時間は木陰のハンモックに揺られ、その時間を楽しみ、元気を取り戻す。パスタもうまい!復活!

レストランを出ると『ぬぬ!?』蛇使いの兄さんが手招きをしている。ちょっと興味有り!近くへ寄って行く。蛇使いはソマにもっと近くへ来いと誘いをかけている。ソマは蛇かごのそばまで近づき、ナイスショットを逃さない様に待ち構える。蛇使いは自分の隣に座れとソマを誘う。ソマが隣に座った。蛇使いは蛇を操る笛を吹き始めた。蛇が舌をピロピロしながら起き上がる。蛇使いは『no problem』と言いながら蛇に触ってみろ!とソマに合図を送る。始めは『えぇ?いい。いい。』と言っていたソマだったが、恐る恐る手を近づけタッチ!『おーー!ソマすごい!』お次は蛇の入っているかごをソマに持たせようとする。『やだやだ。いい。いい。』と怖がるソマ。思いがけない展開に母も若干の恐怖を覚える。しかし蛇使いのマジックにかかったのか?ソマはかごを持った!『おーー!ソマすげぇー!』蛇使いがかごを戻した時、ソマの帽子に蛇が『しゃぁーっ!!』っとアタック!『ひゃーー!』母仰天『No more!』蛇使いのショーはここまで。ソマ、母と姉さんは君の勇敢さをしっかり見届けたよ。ソマは興奮と若干の恐怖心が残る表情でつつかれた帽子がふにゃふにゃになってしまったと帽子を労っていた。(写真がなくて残念。。)

それから本来の目的ホテル探しに突入。

何軒かのホテルをチェックしてみたが、なかなか打越一家の条件を満たしてくれるホテルが見つからない。それでも3人を盛り上げてくれている追い風を感じていた。リコはソマを気遣い優しさを見せてくれるし、ソマもそれに答えるように一人坂の上まで偵察に行ってくれたり元気を見せてくれる。我が子ながらいい子達だ。笑

猛暑の中、体力は果てているけど、チームワークは上々!かなり奥まで探した時、怪しい雲行きに。そしてモンスーン!チェックしていたホテルの軒先でかわいい犬と一緒に雨宿りさせてもらう。

物凄い勢いと大粒の雨が緑と地を潤して気持ちがいい。宿泊中のお兄さんが出て来て『緑が喜んでるね!』本当に緑が鮮やかに喜んでいるように見える。

雨上がり、舗装がガタガタに崩れている道には大きな深い水たまりがたくさんでき、坂道からは雨水が流れ込んでくる。気温が下がり、活動しやすくなった。待っているとしちゃんの為にがんばろう!と3人でもう一踏ん張り。

そしてようやく見つけたHOTEL HARMONY! 部屋も清潔で広く、湖まで見渡せる気持ちのよいバルコニーまでついている。宿泊中のイスラエル人のチョーかわいいお姉さんが『このホテルはいいよ!カモン!』一泊一人300円。パーフェクト!としちゃんもきっと喜んでくれるだろう!!

はじめてのおつかいの子どもになった気分の3人。待っているとしちゃんに早く会いたいよ〜

3人の長い1日だったけど、盛りだくさんのよい1日だった。神様ありがとう。

そして、その晩はとしちゃん復活祭!古都にて。。笑

ぴろみ

 

 

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Hello Himaraya!! 00

3人が見つけてくれたHotel Harmonyは本当に気持ちがイイ。やはりホテル探しはガイドブックばかりでなく自分の目で見て決めないといかんね。ありがとうチーちゃん、リコ、ソーマ!
病はすっかり全快。この場所と環境に根がはり始めたから腰を上げて、そろそろヒマラヤトレッキングに向かうことに!
最初に闘病生活を送っていたSakura Hotelのアパル君のお父さんラクスマンさんにトレッキングの相談をしに行った。5泊6日で一番楽チンで美しい景観のコース、そしてチーちゃんからの希望でガイドさんは日本語が話せる人を手配してもらう。
写真を用意して入山許可証とか作ってもらったり、なんか本格的じゃーん!と浮かれながら早朝に見える7000m級の山々の懐に入って行く事に期待が膨らむ。

ソーマは小学校の校庭にある通称エベレストという小山があるのだが『オレは本物のエベレストに行ったんだよ』と友達に言いたかった様で、最後までエベレストにこだわったが今回はアンナプルナ•マチャプチャレ方面でいつの日かエベレストに望むことを約束した。

ポカラ前半戦では素敵な旅人トモダチが出来た。ハンガリーで再会が楽しみな世界一周中のジャンゴくん。アクセサリーを作って旅をするメキシコと南アフリカのナイスカップル、ロドリゴとジョディ。

彼らの作品はホントに美しい。家族みんなで各自気に入った石をベースに各々のイメージでアクセサリーを作ってもらった。ロドリゴは鉄や針金が得意でチーちゃんのネックレスとブレスレット、リコのネックレスを作ってもらい、オレとソーマはジョディにネックレスとブレスレットを作ってもらった。超お気に入り。この二人もハンガリーで再会する事を約束して別れた。

そして世界を旅するリーサルウェポン、マキちゃん。彼女は馬でメキシコを旅した強者。子供達にとっても優しく、声が大きくて大食い猪突猛進ダイナミック。そんな驚きのマキちゃんとヒマラヤ出発前夜に美味しい韓国料理をイイ感じの韓国庭園に立つ茶室の様な所でゴハンを食べ、彼女にアクセサリーの修復を頼んだ。焼肉は良く行ったけど、いわゆる韓国料理って食べたことあんまり無かったことに気付いたね。美味しいしなんか落ち着く。
翌朝、マキちゃんは早起きしてアクセサリーを直してホテルまで届けてくれた。ありがとうマキちゃん!バッチリだよ‼ 日本でかな?イタリアでかな?再会できる日が楽しみだ!!


また戻ってくるから大きな荷物をホテルに預かってもらってる間にヒマラヤの道先案内人プスポさん登場‼ 『オハヨゴザィマチュ☝』とキャップにスポーティなサングラス、背は低めだがお腹は立派。彼のお腹にツッコミを入れたかったのは俺だけじゃ無かった様で、出発前にマキちゃんも交えて朝ごはんを食べてる時にマキちゃんは初対面プスポさんにカミソリの様な切り込みでツッコんでいた。プスポさんは怯えていたらしい。
ゴメンね、プスポさん!時間通りに来たのに待たせたあげく散々ツッコまれて。。。
プスポさんは日本語を『オキャクシャマ』から独学で学んだ若干29歳でホビット族のようで愛らしく憎めないキャラ。でも基本クール。最近日本のテレビ番組のコーディネートをして、その大変さを語ってくれた。

この写真は弟のタクシーをかなりワイルドに運転していた結果『バンッ!!』とパンクさせてしまい、笑顔で切り抜けるお茶目なプスぽん。

そして打越一家とプスポさんの5人でいざヒマラヤ入山!

そして続く。

TOSH
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